真っ暗で酸素のあまりない腸内。
しかし、腸内には私たち身体の全ての細胞(60兆〜100兆くらいと言われている)の数を上回る数の腸内細菌が潜んでいるようです。
腸内細菌を重さにするとなんと1キロを優に超えるそうで、脳より重い人もいるそうです。そんな腸内細菌の群れをお花畑にたとえて腸内フローラと呼ばれています。
広げるとバスケットコートの広さのある腸内で、腸内の細菌達は私たちが食べた食事をせっせと分解して栄養にしてくれています。
テクノロジーの進化により、今までなかなか詳しく調べることのできなかった腸内の細菌たちのことが詳しくわかりようになってきたそうで、その腸内の環境が与える影響は想像以上!!
最先端の医療では驚くことに「便移植」という便の移植も行うこともあるようです。さらに将来的には便のサプリメントも販売する可能性も??
近い将来エリートの便が高値で取引される日がくるかもしれません。
今回は腸内環境のホットな話題、「便移植」について紹介します。
【うんち移植】便移植で腸内環境を整える時代が到来するかも!?うんちサプリも??

こんにちはブレスマンです。今回はウ○チの話です。。。スミマセヌ
便(べん)移植とは??
便移植とはその名の通り、便を移植するというもの。別名、腸内細菌叢移植(FMT)とも呼ばれていたり、腸内フローラ移植とも呼ばれています。
感染症や、クローン病や潰瘍性大腸炎などの治療に対して欧米を中心に近年から始まった治療法です。
現在、糞便移植による効果が実証されているのは偽膜性大腸炎。なんと便移植は偽膜性大腸炎の90%以上の人に治療効果が認められたそうです。
日本ではまだ研究が開始されたばかりなので、日本での糞便移植はもう少し先の話になりそうです。治療の手順としては、抗生剤でいちど腸内をリセットして便の移植をするようです。
気になる便の移植方法!!
パンダは生まれた時に母親の便をパクパク食べるようです。それには訳があり、母親の便を食べることで、笹を分解する腸内細菌を手に入れて笹を食べて消化できるようになるようです。
ちなみに母親の便を食べなかったパンダは、笹を消化することができずに死んでしまうことが多いそうです。ちなみにコアラも同じような理由から母親の便を食します・・・
では人間も??というわけには行きませんよね!!絶対嫌だと思います(一部の方々を除いては)
それではどのように他人様の糞便を移植するかといえば、基本的には内視鏡を使っての投与したり、浣腸用具を使って投与するそうです。
将来はウンチサプリメントが販売される!?
胃で溶けないように、カプセルに入った便のサプリメントを接収する日がくるかもしれません。
そのような腸内細菌カプセルと呼ばれるサプリメントの研究も進んでいるようです。
ちなみに副作用などのリスクを避けるために、自身の健康の時の便を保存しておく方法が安全だそうです。
残念ながら腸内フローラは子供の時に固定されてる??
残念ながら腸内細菌は小さい頃に定着する菌が決まってしまうようです。
大人になってから腸で活躍する乳酸菌など摂取しても、私たちの腸に届く前にほとんど死んでしまい、既存の腸内細菌のエサになってしまうだけだそうです。
大陸の生物に例えるとわかりやすく、日本列島の生物が体の中の腸内細菌とすると、小さい頃にその生態系がほとんど確立してしまいます。
日本列島にシロクマやパンダがいないように、どんなにヨーグルトやビフィズス菌を取り入れても腸内細菌の種類はほとんど確立していて変化がないようです。
しかしながら、既存の腸内細菌のバランスを取ることは可能で、善玉菌を増やし悪玉菌を減らすという事は可能です!!狼と羊の関係のように!!(狼が全滅すると、羊も増えすぎて草を食べ尽くし死んでしまう、バランスが大切!!)
分娩の違いで腸内細菌が変化する!?
人間は生まれる時に母親の産道を通ります、その時に初めての腸内細菌が取り入れられるようです。
実際に、自然分娩に比べて帝王切開で生まれた子供は善玉菌の生成が遅くなるそうです。また、潜在的に有害な細菌を保持しやすいとオランダの研究結果があります。
便移植で死亡するリスクも・・・
2019年の6月にアメリカ食品医薬品局は便移植に注意をうながしました。
その理由は便移植の治療を受けた2人が感染症を発症させ、そのうちの1人が亡くなってしまったため。
便を提供した人の腸内細菌に抗生物質に耐性のある大腸菌が潜んでいた事と、患者の免疫が弱っていたことが原因なようです。
便移植にはまだまだ感染症などのリスクを減らす必要がありそうです。
脳より腸の時代!!
脳神経学にハマり脳の本を読みまくっていのは過去のものとなり、最近は腸内細菌関係の本を読みまくっています。
腸は脳よりも賢く、素直で管理しやすいです。
セロトニンという幸せホルモンも腸で作られていることが発表されていて、また腸は脳と迷走神経によって直接やりとりをしていることも確認されています。
腸と脳と腸内細菌は確実に私たちの知らないところでやり取りをしています。
僕は直感や虫の知らせなどは、腸内細菌と腸が健やかな人は感じることのできる第6巻だと思っています!!きっとそうです!!
腸内環境が知れる有機酸検査
腸内環境を調べる検査も受けることができるようになりました。
まだ僕も検査を受けたことがないのですが、近い将来絶対に受けてみたいと思っています。
自閉症の方の腸内環境は少し荒れているようで、有機酸検査を受けて腸内環境を整えることで症状がかなり緩和されることもあるそうです。
オススメの腸の本
腸の本を読み漁って半年くらい経過しました。
藤田紘一郎さんは日本を代表する腸に詳しい博士で、自身の体内でサナダムシを飼っていたことで有名です。藤田さんは腸について多くの著書を書いています。
B型はなぜか、お腹が痛い・・
僕は何を隠そうB型です、藤田先生はB型が自己中なのは遊牧民の祖先を持っているからだとカバってくれます、さらにAB型の人が体が弱いのは比較新しい血液型だからとも・・・
血液型と免疫の違いを知れる血液型でタイプ別することが好きな人にはオススメの一冊!!
以前、この本についての記事を書いたのでよかったらみてみてください!!
「脳と腸」
ドイツ人の腸研究のパイオニアが書いた「腸と脳」
何度読んでも腸ありがたさを感じることのできる本。過去の記事で詳しく紹介しているので詳しくはそちらも見てみてください!!
僕的に腸のポピュラーサイエンスの本ではナンバーワンの面白さです!!
腸内フローラ10の真実
腸内フローラについて簡単にわかりやすく紹介してくれる、腸入門にオススメの一冊!!
さらに、女性に嬉しい痩せる腸内細菌や若く見えるようになる腸内細菌についても知れる嬉しい本です!!
333ウルトラデトックス
高城剛さんの2019年に発売された著書『333ウルトラデトックス』
最新のテクノロジーで明らかにされる腸の大切さ、また腸が原因で引き起こされる病気などについて詳しく知れる本です。
また、健康に生きるには具体的にどのようなデトックスをすればいいのかも知れる貴重な本です。
まとめ これからもどんどん腸が大事に!!
脳科学者がテレビによく出演するようになりましたが、これからは腸科学者が人気になる時代が到来すると思います。
脳は欲を満たそうと僕たちを誘いますが、腸や腸内細菌は元気になるために24時間一生懸命働いてくれます。
幸せになる一番の近道は腸内環境を整えること!!
まだまだリスクはありますが、近い将来に腸内細菌の移植が一般化すると思います。
社交的なマウスの便を移植したおとなしいマウスは、性格が変化し社交的になるといいます。健康面ではなく、性格も便移植で変わる可能性もあります。
これからも腸内細菌について目が離せません!!
最後になりましたが、このブログのテーマでもある瞑想!!
瞑想は腸内環境を整える効果も期待できるようです、食事・運動・睡眠!!そして瞑想も腸内環境を整えるために始めてみてませんか??
瞑想は簡単で、すぐに始められて効果の期待できるものです!!ぜひ
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